第一次接近

1996年5月22日未明、本ページの WWW 管理人は、その所属する ML を通じて、 下記のメイルを受信した。 読んでいるうちに、かつて、自分も専任の職を得るまでの間、短かったとは言え、 奨学金も切れて極めて不安定な状態に置かれていた頃のことを思い出していた。 元メイルの送信者の求めに応じて、そのメイルを自己の WWW サーバに掲載したのは、 単なる感傷の為せる業であったのかもしれない。 以来、電子メイルの交信のみによる交流が続くことになったのである。



Date: Tue, 21 May 96 22:23:13 JST
From: 
Message-Id: 
To: **ml@***.**.jp
Subject: 

以下のメールを転載させていただきます.

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突然のメール失礼いたします.私は素粒子論を専門にするものです.
以下の情報をなるべく多くの大学関係者に知らせたいと思っています.
取りあえず私の専門分野である,素粒子論のメーリングリスト
「sg-l」には流しましたが,私はそれ以外のリスト等を良く知りません.
もし差し障りが無ければ,適当と思われるところに転載して頂けないでしょうか?

1996/5/21
****非常勤講師
理学博士
神長 **
_.__.__ cut here __.__.__ cut here __.__.__ cut here __.__.__ cut here __.__._


                     **************************
                     非常勤講師の労組結成される
                     **************************

-=-=-=-=-=-=-=- 以下 Niftyserve 現代思想フォーラム より転載 -=-=-=-=-=-=-
       (BXB01473 やまね氏原著(96/03/10),都合により一部変更しました)

大学非常勤講師組合の結成
 様々な理由から本務校をもたず、いくつもの大学を掛け持ちして講義をしている大
学の非常勤講師は決して少なくなく、大学教育において重要な役割を果たしているに
もかかわらず、その実態については文部省などの正式な調査もなく、ほとんど把握さ
れていないのが実状です。かれらは教育、研究、雇用などのに関してたくさんの不満
や要求を抱えながらも、相談するところもなく劣悪な条件下での研究生活を孤独に続
けることを余儀なくされています。
 わたしもそうした一人ですが、低賃金、不安定雇用、無権利からの脱出をめざし、
このたび何人かの有志と大学非常勤講師組合(「都区関連一般労働組合大学非常勤講
師組合分会)を結成しました。すでにこの報を聞いた各界の人々からも「快挙だ、頑
張れ」との励ましの手紙が寄せられています。
 このフォーラムに顔?をみせる方々のなかにも、大学で教えられている方が少なか
らずおられることと思います。声援をお願いするとともに、本務校をもたない大学非
常勤講師の方には参加を呼びかけたいと思います。
 以下「よびかけ文」を掲載させていただきます。

  −−−− 非常勤講師のみなさんへ−−−−−
            −労働組合加入の訴え−
 国公私立の大学非常勤講師のみなさん。これまで非常勤講師は、低い給与と不安定
な地位に悩みながら、相談に応じてくれるところもなく、仲間とのつながりももちに
くい状況におかれてきました。たとえば、授業一コマあたりの給与は専任教員のおよ
そ五分の一、ていどにしかならず、ボーナスも研究室も教材費もないのが普通です。
また、大学によっては交通費すらでていないところもあります。多くの非常勤講師が
アルバイトに追われたり、やむをえず無理な数の授業を引き受けたりして、十分な研
究や授業準備が困難になっています。また、一方的に時間割が変更されたり、留学や
出産や病気などのため一年休むとその後の再雇用の保障もないという状況です。
 詩集『控室の日々』(海風社、一九九一年)を出した竹添敦子さんは、こううたっ
ています。
 アクロバットのように
 学校間をとびまわる
 そんな時間割表ができたとき
 私の体はまだ動くだろうか
 それより
 そんな時間割表ができる前に
 私の生活を成り立たせてくれている
 当の科目そのものが
 消えているのではないだろうか    (「時間割表」)
 
 現在私立大学では、非常勤講師の授業が授業の半分以上をもっている場合もめずら
しくなく、非常勤講師は教育の重要な担い手となっています。非常勤講師の待遇改善
を抜きにしては、大学教育全体の充実も困難なのではないでしょうか。
 私たちは、非常勤講師が仲間と交流し、情報を交換し、教育・研究・労働の条件を
改善するために団結する場を求め、パートや非常勤労働者の組合である「都区関連一
般労働組合」の大学非常勤講師分会を結成しました。まず、非常勤講師の実態を全国
的に調査し、国や都や各大学に改善を求めてゆきたいと考えています。
 ともに協力して教育・研究・労働の条件の改善を実現しましょう。
          1996年3月

 * 加入資格は、東京周辺の大学・短大に非常勤講師として勤務している、本務校を
もたない方となっています。ただし、これはあくまで原則で、事情によっては常勤の
大学教員・職員などの加入も認めたいと考えています。なお国籍は問いません。
 * 組合費ですが、加入時に「都区関連一般労働組合」への入会金が一律1000円
かかり、毎月は非常勤収入の 0.7%プラス 100 円となります。ただし,この計算に
関わらず,最低額は 800 円,最高額が 1500 円です。


-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=- 転載おわり -=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-


以上の情報に興味のある方は下記まで連絡して下さい:

   首都圏大学非常勤講師組合
   代表者:斉藤 吉広
   連絡先:205 東京都羽村市小作台 3-20-5 小作プラザ 105
      FAX:0425-79-4575
   (大勢から連絡があるので電話は避けて下さいとのこと.
     組合費は\800-1500/monthです.)

なお,関西地区の方は下記へどうぞ:

   京滋地区私立大学非常勤講師組合
   書記長:石黒やすえ
      TEL:0745-32-0431

現在,この手の組合は上記2つしかありません.
しかし,他地域の方でも興味があれば連絡を取ると良いかも知れません.


それから,加入する気が無くても,ご意見や励ましの言葉があれば送って下さい.
すでに専任校をお持ちの方でも結構です.会報等に掲載する可能性がありますので,
実名を載せて欲しくない方や掲載をして欲しくない方はそう明記して下さい.
^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
(現在まで多くの方から実名で励ましのお言葉を頂いています.)

励ましのお言葉は上記の代表者に直接送るか,電子メールで

    E-mail: kaminaga@apic.or.jp (神長)

へ送ってください.メールは代表者に回送します.
(註:私は代表者でもなんでもありませんが,
 彼らの活動に幾分なりとも協力しようと思っています.)


■ 今後関連情報をメールで流すことを検討中です.
   情報を受け取りたい方はメールを下さい.


**************
カンパのお願い
**************

現在,代表者数人のボランティアで運営しているため,通信代・印刷代だけ
でも大変ということです.ご支援をお願いします.

振込先:郵便振替口座 「00140-9-157425 大学非常勤講師分会」
(これは東京地区のものです.関西地区は申し訳ありませんが問い合わせて下さい.)


**************************
この情報の転載にご協力を!
**************************

代表者は人文社会系の方のため,
  (1) 理科系の人脈がうすい
  (2) インターネットに弱い
という弱点をもっています.現在大学教員名簿を個人的つてで入手し,
通常郵便で片っ端から送っているようですが,資金的問題・人手の問題・
専門分野の偏り,等々のためまだまだ不十分で,活動が広く知られている
とは言えません.そのため私(神長)が非力ながら協力を申し出た訳ですが,
皆さんのお力も是非貸して下さい:

この情報を身の回りや知り合いの,できる限り色々の分野の方に伝えて下さい.
印刷して掲示などして下さると有り難いと思います.
(特にインターネットに縁遠い分野の方々の目に止まりそうなところに!)

もちろん Mailing List,NetNews, WWW 等への転載を大いに奨励します.
                                                ^^^^^^^^^^^^^^^^
WWW へ載せて下さった方は URL(http://....)を教えていただけると助かります.

それから,知り合いに非常勤で生活している人がいれば,その方のお名前・住所を
ご連絡下さい.こちらから資料を送ることもできます(たぶん).

以上,ご協力をお願いいたします.


1996/5/21
神長 **(代表者に代わって)


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