都圏大学非常勤講師組合機関紙

『控室』第34号

2000年6月11日発行

(WWW版:一部訂正)

正式名称:都区関連一般労働組合 大学・専門学校非常勤講師分会


 首都圏大学非常勤講師組合機関紙『控室』第34号
                2000年6月11日 発行
【都区関連一般労働組合 大学・専門学校非常勤講師分会】
【委員長】志田昇 Tel&Fax 0426-27-4420
【郵便振替口座】00140-9-157425 大学非常勤講師分会
【本部所在地】JR山手線・大塚駅・東京労働会館 5F
 〒170-0005 豊島区南大塚2丁目33番10号
       東京労働会館(ラパスビル)5階
 Tel 03-5395-5255 / FAX 03-5395-5139
【当組合の情報について】
 1) http://www.os.ri m.or.jp/%7Etown/
 2) http://quoniam.social.tsukuba.ac.jp/union.shtml
*** 本号の主な内容 ***
非常勤講師問題が国会へ!! 日本共産党緒方靖夫参議院議員との会談 ・投稿「さとなネット結成のお知らせとお願い」 ・首都圏大学非常勤講師組合2000年度春闘統一要求団交・運動ニュ−ス 明治大学 第1回 春闘団交報告 ・編集後記クリップ・ボ−ド ・[追伸] 2000年2月以来の著作等の普及状況


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非常勤講師問題が国会へ!!

日本共産党緒方靖夫参議院議員との会談

鈴木 暁           

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 去る5月11日(木)午後5時より、当組合と日本共産党緒方靖夫参議院議員との会 談が永田町参議院議員会館の緒方議員の事務所で行われました。当組合からは委員長 を始め、「東洋大・相模女子大・長岡リリックホールの不当解雇を断固粉砕する共闘 ネットワーク」(略称:さとなネット)事務局長、東洋大などの不当解雇と闘ってい る当事者等、計6名、緒方議員側からは緒方議員の秘書の山内聡氏も同席しまし た。

 この会談は、私がある法律事務所の旗開きのときにお会いした緒方議員に非常勤講 師の待遇改善を訴えたところ、以前よりこの問題に大きな関心を持っていて、大きな 運動にしていきたいと考えていた緒方議員が実情を知りたいとおっしゃり、両者の思 惑が一致したことにより開かれたものです。緒方議員といえば、神奈川県警による組 織的な違法盗聴に対し毅然として闘った自他共に認める「人権派」の国会議員です。 従って、私との何度かの電子メ−ルの中で東洋大学に代表される悪質大学の実態をお 知らせしたところ「ほんとうに腹立たしい思いです。文部省も非常に悪い対応をして います。高い能力と蓄積にもかかわらず、冷遇と不安定がどれだけ日本にとって損失 であるかと思います。おおいに実状を教えていただき、政府との交渉などをやってい きたいと思っています。日本の未来と明日を信じて、この手で花を咲かせましょ う。」との大変勇気づけられる返事をいただきました。非常勤講師の実態に驚く人は 多くいますが、緒方議員のように、自分のことのように怒りを見せる人はかなり珍し いので、参加した組合員は大変満足して帰路につきました。

 さて、当日は委員会や会合の合間の非常に忙しい時間でしたが、約40分の時間を とっていただき、また要領よく進めたこともあり、充分にお話をすることができまし た。

 会談は、まず私から今回の会談を申し込んだ趣旨を説明しました。東洋大学のよう な社会的に決して許されない違法解雇を強行する大学があるのも、非常勤講師の社会 的・法的位置付けがまったくなされていないからである。無論個々の労使問題を国会 で取り上げてもらおうという意図は毛頭なく、非常勤講師の人権を勝ち取るための運 動に力をお貸しいただきたい、というようなことを申し上げました。

 次に、東洋大学の不当人事事件を放送したフジテレビのス−パ−ニュ−スの「ここ がキレ怒気!」の録画ビデオを見ていただきました。短時間に非常勤講師の無権利状 態を暴き出したテレビ番組であったため、状況を大変よく理解いただいたようでし た。ビデオを見ながら時折質問をし、熱心にメモをとる緒方議員と秘書の山内氏。

 その後委員長より、非常勤講師をめぐる全般的な説明をしました。『大学危機と非 常勤講師運動』にある資料を示し、非常勤講師依存率が50%を超える大学があるこ とを見ると、「ひどいなぁ〜!」と、つい声を漏らしてしまった緒方議員。国政調査 権を行使し、様々な問題を目にしている国会議員でさえもつい漏らしてしまうほど非 常勤講師の実態は酷いものなのです。また緒方議員は日本共産党の国際部長を務めた ほど語学に堪能な議員なので語学科目における非常勤問題にも関心を示しました。大 学によっては第二外国語に専任教員を配置しない、あるいは語学科目には女性非常勤 講師が多い、と実態をお話すると、メモをとる手にも力が入っていました。

 その後、相模女子大学・長岡リリックホ−ルの不当解雇の実態を当事者から説明す ると、非常勤講師問題が非常に由々しき問題であるとの認識を新たにされたようです。

 最後に緒方議員より、「前々からこの問題には関心があったが、今日こうして実態 を聞くことができたのでいよいよ動き出すことができる。文部省に対し非常勤講師の 人数の開示を求めるなど国会でも非常勤講師問題を追求していきたい、それに関して は首都圏大学非常勤講師組合とも連携をとって大きな運動にしていきたい。お互いに 協力していきましょう」との約束をいただきました。

 今後も緒方議員との緊密な連携をとりながら、非常勤講師問題を個々の労使問題で はなく、重大な教育・社会問題として発展させていきます。

 今後も緒方議員の国会での活動を追っていきたいと考えていますし、緒方議員の委 員会での質問の際には傍聴に訪れるつもりです。全国の専業非常勤講師のみなさん、 事態が大きく動いてきました。この動き出した運動を実りあるものにするために、是 非我々首都圏大学非常勤講師組合との共闘を呼びかけます。

 帰り際、緒方議員より握手を求めてきました。優しく、そして大きく包み込む手で した。このように社会的地位の高い方が非常勤講師問題に理解を示し、その改善に向 けて立ち上がってくれた、という感激を味わいました。と同時に、自分たちの問題を より積極的に取り組んでいこうとの新たな気持ちを起こさせてくれる、そのような大 きな、大きな緒方議員の手でした。


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「さとなネット結成のお知らせとお願い」

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 B専門学校の争議に関してお世話になりました日下部です。おかげさまで学校は解 決金支払いに応じ、組合勝利で全面決着したことをご報告いたします。皆様のご支援 に心から感謝申しあげます。

 さて、このたび関係者が話し合って「東洋大・相模女子大・長岡リリックホールの 不当解雇を断固粉砕する共闘ネットワーク」(略称:さとなネット)を結成し、不肖 私が事務局長に就任しました。名称からおわかりのように、2大学・1組織の非常勤 講師・契約勤務専門職員の不当解雇を絶対に撤回させる目的で結成した支援組織です。 「さとなネット」が闘っている解雇問題はいずれも経営側の一方的かつ恣意的な理由 で行われたものであり、不法不当なものです。また、発生から1年以上経過しても解 決しない難事件でもあります。とくに東洋大が鈴木暁さんを解雇した事件はきわめて 悪質であり、99年11月21日に開催された組合臨時総会において、組合の最重点闘争活 動の一つに位置付けられています(『控室』第31号参照)。

 「さとなネット」は全世界を対象としたインターネット上のバーチャル組織とし て、新世紀にふさわしい労働運動をめざします。「さとなネット」はインターネット ・メールマガジンを配信しています(購読無料、活動義務等一切なし)。 

 ご希望の方は下記アドレスに E-Mail でお申し込みください。

   tekona@mx2.harmonix.ne.jp

 みなさまの暖かいご支援を心からお願い申しあげます。

 さとなネット事務局長(首都圏大学非常勤講師組合書記局員)
           日下部 貢一

 なお、さとなネットの公式ホ−ムペ−ジを開設しました。

  URLは http://www06.u-page.so-net.ne.jp/gc4/berlioz/ です。


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首都圏大学非常勤講師組合

 2000年度 春闘統一要求

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首都圏の私立大学では、非常勤講師の数が専任教員の数を大きく上回り、講義の 50%以上を非常勤講師が担当している大学さえ少なくない。そして、その約半数が 本務校をもたない専業の非常勤講師である。また、1975年から1995年にいた る20年間に、専任教員が29%しか増えていないのに対し、非常勤講師は95%増 え、約2倍になっている。このように、大学の研究・教育のなかで大きな役割を果た しており、その比重は年々高くなっているにもかかわらず、非常勤講師の待遇は信じ がたいほど劣悪である。

 大学教員は研究と教育が職務内容とされており、非常勤講師も大学で教えるために は、一定の研究業績と能力が求められている。にもかかわらず、非常勤講師には、研 究費も学会参加の出張旅費も支給されていないし、紀要などに研究成果を発表する権 利さえないことが多い。研究室もないため授業の準備をしたり学生の質問や相談に応 じたりする空間さえ保証されていないのである。

 例えば、賃金は、1コマあたり月25000円(年30万円)前後であり、専任並 に5コマ働いても年150万円程度にしかならない。専任教員の年収は900万から 1200万円であるから、賃金は控えめに見ても7分の1程度にすぎない。さらに、 退職金や雇用保険・社会保険を考慮すれば10分の1以下、研究費、図書費、学会出 張費、研究費の費用、電話代なども計算に入れれば、われわれの雇用コストは20分 の1にすぎない。このような差別待遇は、同一労働同一賃金の原則に反するだけでな く、「公序良俗に反する」(丸子警報器訴訟長野地裁判決)行為といわざるとえな い。

 そのうえ、非常勤講師は1年単位の有期雇用であるため身分が極端に不安定であ る。例えば、帝京大学では、第二外国語の廃止によりフランス語などの非常勤講師が 数十名解雇され、英語の非常勤講師も専門外の専任教員(第二外国語や体育の専任教 員)に教えさせるため多数解雇されるという異常な事態まで起こっている。また、東 洋大学では今年105名の非常勤講師が解雇された。

 首都圏大学非常勤講師組合は、結成後の最近4年間に解雇問題で約30件争い、そ のうち24件は雇用継続など本人の納得できる解決を勝ち取ったが、これまでは、2 0年も30年も勤めていても解雇通告を受ければ泣き寝入りをせざるをえなかったの が実情である。

 こうした条件のもとでは、非常勤講師は十分に研究することも授業の準備をするこ ともできないばかりか、仕事に誇りをもつこともできず、そもそも生活の見通しさえ つかない。このことは大学教育の質を低下させ、学生を失望させ、大学の社会的責任 を放棄することにもつながっている。いまや、大学の研究・教育の改善のためには非 常勤講師の待遇改善の問題は避けて通れないのではないだろうか。われわれは各大学 および文部省に対して非常勤講師が誇りと余裕をもって研究・教育に携われることが できるように、待遇を改善するよう要求する。

(1)社会的位置づけの明確化と実態調査

(2)雇用の安定化のために

(3)労働条件の改善

(4)研究・教育条件の拡充

(5)専任教員のアルバイト禁止

(6)専任教員と同様に奨学金の返還を免除すること

(7)首都圏大学非常勤講師組合に事務室および掲示板(明治大、白梅短大などで実施) を提供すること

以上


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団交・運動ニュ−ス

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明治大学 第1回春闘団交報告>

 5月10日(水)17時より、明治大学との春闘の第一次折衝が行われた。2回に わたる予備折衝を踏まえ、組合の要求項目(1)の明治大学における非常勤講師の実 態の詳しい報告を受け、明治大学の全コマ数の43%を非常勤講師に依存しているこ とが分かった。さらに、我が組合の掲示板を3地域に設置してくれることになり、私 たちの活動を報告できるようになった。給与や待遇等も次回の折衝のときに回答が出 ることになり、有意義な団交であったと評価できる。第二次折衝は6月中旬以降であ る。 (M)

編集者註
 本号の『控室』第34号の本欄で、神奈川工科大学と芝浦工業大学の非常勤講 師給の一覧表を掲載する予定でしたが、スペ−スの都合により、次号に延期します。 ご了承下さい。(電子メール版での追記:非常勤講師の待遇に関して多数の大学の比較 一覧表を夏休み頃に作成する予定ですので、それに代える可能性があります。)
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◆編集後記◆

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■先日、東洋大学の不当な扱いの証拠となる文書を添えて、日本育英会に奨学金返還 猶予を、また、所属している各学会には会費支払い免除を願い出ました。そのうちあ る学会からは「非常勤講師をめぐる問題が各大学で起きている現状について、本学会 としても憂慮しております」との返事がきました。徐々にですが、非常勤講師問題が 認知されてきているような気がします。しかし、マスコミ、国会にも取り上げられま すので、運動は積極的に進めていかなければ、と思いを新たにしています。
■専修大学では「フランス語担当者会議」というものが開かれます。これは外国語教 育の円滑化を図るため、英語以外の外国語の専任教員組織が決定したカリキュラムを より有機化するために、専任教員と非常勤講師が同じテ−ブルについて意見交換する というものです。
 いくつかの高校・大学で教えた経験がありますが、専修大学ほどまとまった教科会 議は始めてです。
 専修大学では、従来、他大学に比べて、1クラスあたりの学生数を少なくしたり、 またフランスの大学への留学制度を充実させるなど、学生の学習意欲をかきたてる教 育が行われています。
 その意味では、担当者会議開催も「当然」のことと評価できます。
 ただ、非常勤講師の「学習援助」を希望し、「『専修大学のフランス語』という教 育スタイルを少しずつ作り出していきたいと考え」、「マルチメディア・フランス語」 の開設を視野に入れるからには、非常勤講師の雇用の安定が何よりも重要であること は言を待ちません。せっかく質の高い教育を行おうとしているのですから、非常勤講 師との緊密な連携をとるためにも、非常勤講師の待遇改善が強く求められます。(S)
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クリップ・ボ−ド

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(1)『控室』原稿を募集します!

★組合員か否かを問わず随時受けつけ。掲載段階で匿名可(連絡先は必ずご通知のこ と):プライバシ−厳守;電子メ−ルによる原稿を歓迎。短い記事・通信の類は送信 者に断りなく『控室』読者の声などとして匿名で掲載することがあります。原稿送信 先(編集担当者宛)は次の通り。
   【E-Mail】mkclara@pastel.ocn.ne.jp
   【FAX】042-593-0302

(2)公募情報などの収集・配布

★大学教員等の公募情報を電子メ−ルで送信中。受信希望者は下記まで。但し、当方 の都合による遅れ・中断・中止あり。公募の情報/情報源情報を下記連絡先にお寄せ いただければ幸いです。
【E-Mail】s-kkch@pa2.so-net.ne.jp
★ 公募情報も含め当組合に関する現在の
 URL: quoniam.social.tsukuba.ac.jp/union.shtml
 ないしは<組合本部>
 http://www.os.rim.or.jp/%7Etown/

(3)組合関連―現勢・雑報―

★当組合の現勢は151名。組合加入用紙を配ってドンドン仲間を増やしましょう。経 費節約と宣伝範囲拡大のため、手渡しや非常勤講師用メ−ルボックスへの投函などで 『控室』を配布できる方は、FAX: 042-593-0302 まで、送付先(配布者の住所・ 氏名など)、配布する大学(学部)・学校名、配布部数をお知らせ下さい。運動の輪 を広げるため可能な方は、所属学会・研究会等々で宣伝や支援要請など試みて下さい。
★「就職希望調査票」未提出者は担当者まで!
★『大学教師はパ−トでいいのか 非常勤講師は訴える』(定価1200円、組合特価 1000円)普及に1冊でもご協力いただける方はまで!

(4)組合員の声

【1】「非常勤のくせにDなんかつけやがって!」学生から非常勤講師に向けられた 言葉です。その場に居合わせた全教員、事務の方、みなさんあきれていたそうです。 とりわけ専門と比べて、基礎教育の教員、とくに非常勤は学生からもバカにされてお り、成績変更、いや改竄の要求をまともにぶつけて来られる頻度が高いそうです。非 常識きわまりない学生たちです。こういう学生からの差別に対して、非常勤講師組合 は何らかの措置はとれないのでしょうか。
 ただ、若い人が大人の鏡だとすれば、こうした言葉が出てくる背景には、大人たち の間になにかあるのかもしれません。そういえばこの大学、1コマあたりのお給料が 他大学に比べて5000円以上安いのです。もしかしたら、このことは、非常勤をバカに している大学の態度の反映なのかもしれません。
 こうした非常勤をめぐる問題を専任の先生何人かと話したところ、「安いとは聞い ていたけれど、そこまでひどいとは知らなかった。教える方がやる気をなくして当た り前だ」、「非常勤の先生の方が熱心にやってくれている」、「他に本務校を持って いる人が掛け持ちするのはおかしい」等、かなり私達の立場を理解してくれる発言が 飛び出しました。彼らに言わせると、この大学では、一部を除いた専任教員の態度も ひどいもので、きちんと教育しようとする教員が「落としすぎだ」といって批判され るそうです。「お給料が安いのだからいい加減に教えていいですよ」との態度に腹を 立てることに、専任・非常勤の区別はありません。良識的かそうでないかの違いがあ るだけです。(N)
【2】今日学校に行ったら、次のはがきが届いていました。(・・・)届いたタイミ ングからすると、『控室』を入手してすぐに書いてくれたみたい。「自分のことのよ うにうれしい」なんて書いてあるので、ホントにうれしいです。
   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 突然お便りいたします。『控室』を読んで、斉藤さんが就職なさったことを知り、 うれしくなってこれを書いています。私はいまだ非常勤のくちもなく、申し訳ないの ですが、組合にも参加しておりません。この先、たとえ非常勤になっても、組合に参 加できるかどうか、正直言って自信はありません。で、匿名でお便りさせていただき ます。うそばかりが多い、この、大学という世界の中で、運動を立ち上げ、続けてい らっしゃることに感謝いたします。何よりも正直な声が聞こえてくるのがこの『控 室』です。斉藤さんの就職は、自分のことのようにうれしく思いました。新しい職場 でも、きっと新たな風を吹き込まれるものと期待しております。

(5)『控室』読者の声

【1】昨日アパートに帰ってみたら本が届いていまいした。ビデオも同封していただ き、ありがとうございました。「大学教師はパートでいいのか」を半分ほど読みまし たが、非常勤講師の方々がものすごい劣悪な環境に置かれていることが良く判りまし た。私もこれから大学人としてやっていく可能性もあり(今はポスドク)、ほおって おけない重大問題だと思います。
 本の代金は今日振り込みます。また同時に、少ないながらカンパも一緒に振り込ま せていただきます。では、大変なことが多いでしょうが頑張って下さい。 (2000.5.17、K大学)

(6)最近の組合運動関連出版物等

★文献など何かご存知の方は『控室』編集担当者までお知らせ下さい。

(7)当組合員の最近の学術出版等

★掲載希望の組合員の方は『控室』編集担当者まで、お知らせ下さい。

(8)朝日新聞からの取材

 6月3日(土)朝日新聞より当組合に取材がありました。朝日新聞では、今年、 「大学はどこへ行く」というテ−マで連載を行っています。
 第一段は、国立大学の独立行政法人化を取り上げましたが、第二段ではリストラ問 題を報じるために、当組合へ取材がありました。
 当日は、朝日新聞からは記者の柏木真氏が、当組合からは、委員長と『控室』編集 長が出席しました。席上委員長より全般的な説明をし、編集長より帝京大学、東洋大 学等の特に悪質な事例を説明しました。また、語学の非常勤講師たちで進められてい る教科教育研究活動についても言及すると、柏木氏は大変興味を示しました。
 予定では、記事は7月にも連載されるということです。

(9)当組合のホ−ムペ−ジ「闘争中の事件」コ−ナ−

当組合では未解決事件のうち、特に悪質な大学・組織をホ−ムペ−ジに載せ、広く世 間に告発しています。現在
  1. 東洋大学不当人事(解雇)事件
  2. 長岡リリックホ−ル不当解雇事件
  3. 帝京大学不当解雇事件
  4. 相模女子大学不当解雇事件
  5. 筑波大学外国人教員スキルムントさん事件
  6. 秀明大学不当解雇事件
  7. 東京経済大学不当解雇事件
の7件を掲載中。ホ−ムペ−ジアドレスは www.os.rim.or.jp/~town/univ/univers.html

(10)10周年記念行事のお知らせ

 都区関連一般労働組合が結成されて10年を記念し、本部では「文化の集い」を開 催することになりました。皆様の参加をお待ちしております。

      日時:7月20日(祝)10〜16時
      場所:東京労働会館
 詳細はチラシをご覧下さい。
 当日のバザー用に、一品カンパを各支部10品ずつ集めています。各家庭にある不 要の品物で、新品がありましたらご連絡下さい。
 当日の参加券(500円で、模擬店の焼きそば、飲み物などが買えます)を販売し ています。必要な方はご連絡下さい。
連絡先:森 佳子
       (TEL/FAX 048-644-0210、
       E-mail berlioz@gc4.so-net.ne.jp)
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『控室』第34号 電子メール版 <追伸>

         −普及状況のご報告(2000.6.11 中間報告)−

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 心ある方々のご協力・ご支援により、2000年2月以来の著作等の普及状況は、 下記の通りになりましたこと、ご報告いたします。なお、まだ若干の組合在庫が ございますので、お求めの場合は、担当者(s-kkch@pa2.so-net.ne.jp)まで、 ご連絡ください。
・大学非常勤講師問題の宣伝ビデオ 普及本数 111本
・『大学危機と非常勤講師運動』  普及冊数 512冊(組合在庫は約50冊)
・『大学教師はパートでいいのか』 普及冊数 45冊(組合在庫は多数あり)
・編集費・普及活動へのカンパ   合計金額 152500円
(但し、著作代金 204264-123864=80400 円が未回収ないし回収途上です)
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