1997年1月19日

控室

首都圏大学非常勤講師組合
(都区関連一般労働組合 大学非常勤講師分会)
−委員長:斉藤吉広−
Fax: 0425-79-4575
−郵便振替口座−
00140-9-157425
大学非常勤講師分会

明治学院大学嘱託職員が姉妹分会結成

10年働くとクビなんて許せない!

 都区関連一般労働組合・明治学院大学嘱託分会(久保修子分会長)が1996年12月25日 に結成されました。私たちと同じく、都区一般本部直属の分会です。  明治学院大学には「労働条件に大変な格差がある中で専任職員と同じように働き、10 年たつとクビになる」というトンデモナイ嘱託職員制度があります。これに抗議して、 嘱託職員有志が、5年前(1992年)に組合を作って、学院当局と交渉を始めました。し かし、当局は「10年働くとクビ」という違法な規定(現行の労働法では、1年以内か期 限の定めのない雇用しか認められていない)を撤回せず、解雇を強行しようとしていま す。追い詰められた久保さんたちは、局面打開のため都区一般に加盟したものです。

非常勤講師の低賃金を口実に

 以前行った学院長との団交では、学院長の口から次のような発言が飛び出したそうで す。一面では大変勉強になりますが、私たちの低賃金が非専任職員を差別する口実にさ れていたわけですから、いっそう腹が立ちます。
・「大学教員には専任と非常勤がいるが、どう思われるか。専任より非常勤の数が多い 。非常勤はとても低い金額で働いている。もし非常勤が全員専任になったら私立学校は つぶれてしまう。学院長として学校経営をみると経営体の存続ということを考える立場 にある。教員も職員もそれほど違わない。非常勤に依存している。継続する非常勤も多 い。非常勤が多いために経営が成り立っている。職員のほうも似たような構造と感じて いる。」
・「教員も専任と非常勤で同じ仕事をして待遇が全然違う。だからそういうこと(差別 的待遇)はある(あっておかしいことではない)。」
・[授業の内容は専任も非常勤も同じである。そういうこと(専任と非常勤で同じこと をして待遇が違うという制度)はどこにでもあるのではないか。」(専任には教室以外 にも仕事があるが)「教室の中の仕事がメインである」
・「同じ仕事をしていて身分に格差があるのは社会一般に認知されており、なんらおか しいことではない。たとえば、マクドナルドなど、正社員は一人で、あとはアルバイト 」だ。

大学にも憲法を−明治学院嘱託分会に全国から支援を集中しよう−

 それにしても、同じ仕事をしている人を身分で差別していいなら、人種差別も男女差 別も許されることになるのではないでしょうか。大学の責任者がそんなこと言っていい んでしょうか。現在、大学改革の名のもとに専任教員の「任期制導入」が政府・財界に よって目論まれ、多くの大学関係者が反対の意を表明しています。考えてみると、私た ち非常勤講師や非専任職員は、以前から「任期制」を先取りした「大学憲法番外地」状 態におかれています。明治学院大学で、嘱託職員のクビ切りを阻止することは、同じよ うな立場におかれてきた非常勤講師の待遇改善につながるだけでなく、任期制導入に反 対する専任教職員にも大きな成果となるのではないでしょうか。専任・非常勤を問わず 全国から明治学院大学嘱託職員分会に支援を集中しましょう。   (文責:志田)


第3回 国民のための大学づくりをめざすシンポジウム

大学改革の実態と教員任期制

 標記のシンポジウムが、日本科学者会議大学問題委員会・若手研究者問題委員会、全 国大学院生協議会、全日本学生自治会総連合、そして今回から当組合が主催者団体とし て加わり、12月8日に一橋大学で開催されました。参加者は60名弱でしたが、大学の専 任教員、非常勤講師、大学院生、学生が集って大学改革問題を議論するというのは初め ての機会だったはずです。日曜日のため暖房が入らないということで使い捨てカイロが 用意されましたが、当日はポカポカ陽気。組合員からもホットな発言が相次ぎ、有意義 なシンポジウムとなりました。パネリストとして斉藤は非常勤講師の実態を訴えたのち 、当組合の任期制に対する態度をおおよそ以下のように説明しました。
*   *   *
 当組合は第1回総会時から“任期制反対”を謳っています。理論的に練り上げたもの ではありませんが、端的に言うと「すでに不安定就業者層として存在している私たちか らすれば、大学に新たな形での不安定就業者が増えていいことのあるわけがない」とい う理由です。このへんは今後組合内部でも議論を深めていきたいと思います。ただ一つ 言えるのは、任期制導入に反対するにしても、研究もしない、教育もろくでないような 教員を放置しておいていいというわけではないでしょう。しかし、そうした問題を“首 切りシステム”でどうにかしようというのは安易だと考えます。具体的なことは分かり ませんが、単なるお題目でない“国民との連帯”というのを大学改革論議の中で実践し ていくことが必要なのではないでしょうか。
 今日強調したいのは、任期制導入問題でも大学改革問題でもほとんどあらゆる議論の 場で非常勤講師の存在が無視され続けてきたということです。今年度の教育白書は高等 教育問題特集に多くの分量を割いていましたが、そこには非常勤の非の字もありません 。現実に大学教育の多くを担っている私たちの存在を抜きにして、大学改革の議論がな されているのは一体どういうことでしょうか。
 任期制導入反対の立場からの発言でも、ほぼすべてに、非常勤の非の字も出てこない 。現に存在する不安定就業者たる非常勤講師層に言及しないでおいて「身分が不安定な のはよくない」と任期制導入に反対するというのは、現行の差別構造は放っておき、そ こに安住したままで「オレたちの中に差別構造をつくるな」と言っているように聞こえ ます。「キミたちはそのまま我慢しててね」という私たちへのメッセージにもなるとい うことです。その意味で、非常勤講師問題への配慮を欠いた“任期制反対”は欺瞞だと いうことです。
 今日は、「国民のための大学づくり」のための議論に初めて非常勤講師が加われたと いうことで、これは意義深いことだと思います。今回のように、大学改革問題は大学関 係者全体で議論する、というのが筋でしょう。組合としても、内部で大学改革問題に関 する学習会活動を進めるとともに、こうした交流の機会に積極的に参加し、大学運営の 民主化と大学教育の質の向上のために努力していきたいと考えています。
*   *   *
 討論の場ではいろいろと興味深い指摘がなされました。若干ですが、ご紹介しましょ う。
・「なぜ今任期制という大学での期限付き雇用が目論まれているかというと、(1)大学 教 員たたきはうける、(2)すでに非常勤講師が存在していて導入しやすい、(3)国公私立ひ っくるめて導入することになれば今後あらゆる職種に適用可能になる、この3点だと思 う。」
・「任期制問題の先取りとして非常勤講師問題があるのであり、いわば任期制は差別体 制のしめくくりとして構想されているのであるから、任期制にだけ反対するのではなく 、非常勤講師問題とセットで取り組まれなければならない。」
・「任期制が導入されると雇用契約が個別になって結局は労働組合の否定になる。」
 シンポジウムの討論の時間では、任期制の問題に限らず、大学の専門学校化が進む中 、教養教育をどう考えるかなど活発な発言がありました。今後もこうした機会をさらに 生かし、大学改革の議論に私たち非常勤講師の問題をかみ合わせていくことが必要と思 います。(斉藤)


−呼びかけ人、会員、賛同者および関心をお寄せの皆様へ−

ギャラガー先生全面勝利!

ギャラガー先生を教壇にもどす会 事務局 浅田 政広

 待ちに待った「決定」がついに本日出ました。弁護士から連絡が入り、本日昼前、旭 川地方裁判所に出向き、「決定」をいただいてきました。以下、要点を紹介します。な お、債権者とはギャラガー先生、債務者とは学校法人旭川大学です。
*   *   *
「平成八年(ヨ)第一四号 地位保全等仮処分申立事件 決定」
 「主文
 一 債権者が、債務者に対し、雇用契約上の権利を有する地位にあることを仮に定め る。
 二 債務者は、債権者に対し、平成八年四月一日から本案の第一審判決言渡しに至る まで、別紙目録記載の金員を仮に支払え。
 三 債権者のその余の申立を却下する。
 四 申立費用は債務者の負担とする。」
 「本件更新拒絶には正当な理由がなく、事実上の解雇権の濫用にあたり無効と解すべ きであるから、債権者と債務者との間には、本件雇用契約が更新されたのと同様の雇用 関係が継続していると解すべきである。」
 「債務者が正当の理由のあることを示して債権者との契約の更新を拒絶しない限り、 本件雇用契約が更新されたのと同様の雇用関係が当事者間に継続すると解されるから、 給与の仮払いの期間を一年間に限定すべき理由はなく、本案の第一審判決の言渡しまで とするのが相当である。」
*   *   *
 要するに上の決定は、ギャラガー先生の地位があることを認め、給料を全額支払うこ とを大学側に命じている内容です。予想された「決定」は、地位の保全が認められたと しても給料は研究費程度ではないか、ということでしたので、予想を上回る素晴らしい 決定でした。全く欣喜雀躍!詳細は追って『ギャラガータイムス』でお知らせいたしま す。本裁判勝利へ向けてますます頑張りますので、今後とも暖かいご支援方、よろしく お願い申しあげます。 以上 1996年12月11日


以下に先頃、中島信子さんと重田統子さんからお寄せいただいた原稿を掲載いたします 。

バカにするな!

−1コマの意味を理解していて本当に良かった−

児童文学者   中島 信子

 「体力的にもかなりきつくなったので、私の分も手伝って欲しいのだが」と、私の属 する日本児童文学者協会々長だった故関英雄氏から、文教大学短期大学の非常勤講師の 話があったのが、1992年も早々だった。正直、困ったなと思った。私はもともと出無精 で、家で音楽を聞きながら原稿を書き本を読んでいたいのである。それが、若い娘達を 相手にがんばらねばならないとなると、それなりの覚悟がいる。しかし、関氏が高齢に 伴う内臓疾患で入退院を繰り返されるようになり、引き受けた。引き受けた理由には、 もちろん関氏の強い要請もあったが、駅前の我が家の目の前から教師用のバスが出てい ること、授業内容は何をやっても良いということだったのが本音である。
 私は現在20冊程の児童文学の著作があるが、どれもが創作であり、概論的な事はまっ たく学ぼうともしてこなかったので、実際に教壇に立つ3ヶ月前あたりからは、頭が痛 くなるほど、児童文学の評論を読んだ。読んでちっともおもしろくなく、「えいっ、ど うにかなるだろう」と、あとはくそ度胸と決めた。
 さて、大切な手当の事だが、主任教授からは、1コマ2万7千円と言われた。 私はここで 大きな勘違いをしたのである。1コマとは授業1時間(90分間)だと思った。講演料で一番 安い公民館が一回約2時間3万円なので、まあいいかと思ったのである。そして、頭の中 で、3コマ×4週間分をはじきだした。仮にも大学の先生である。誰がたかだか2万7千円 で1ヶ月も働くと思うかである。ところが給料をもらって驚いた。飛び上がった。計算 の額より気分が悪くなるほど少なかった。いくらくそ度胸の私でも、授業の前の日は講 義録を作り、階段教室にうわわあんと並ぶ娘共を怒鳴りまくり、今までにないほどエネ ルギーを使ったのである。それにしては通帳に信じられない額が記されていた。もちろ んすぐ教務課に電話を入れた。そこではじめて、1コマとはどういう事かを教えられた 。
 昨年東洋大学からも話がきた。1コマの値段を聞いて即ことわった。2万円だという。 いくら母校とは言え、バカにするなと手紙に書いた。1コマがどういうことかを理解し ていて本当に良かったと思った。
 文教大は2年生のゼミを2コマ連続で持っている。それこそ学生達の人生最後の担任が 、非常勤の肩にかかってくるのだ。悩みを聞いてあげる研究室もない。時間もない。が 、私は学生がかわいいと思えたのだ。血迷ったのである。こうなればあとは大学を自分 のペースにはめるしかない。給料上げろを年中言い続ける。現在は2万8千円。1年12ヶ 月給料として払われている。教師用のバスに乗っている(これはもともとそうなってい た事だが)。それに路線バスに乗ったとする交通費がプラスされる。授業は人気がある のをいい事に、まったく私のやりたい放題。文句があるなら明日やめてもいいぞと、あ ちこちを威しまくり、「非常勤を大切にせにゃあかんよ」と、いいまくっている。それ でもこの4月には、こちらへの通達なく互換授業(四大生との学生交換)となり、また怒 りを爆発させた。
 お送り頂いた『控室』を読み、なんと、なんとと思った。日本の将来はまっ暗闇では ないか。せめて、文教大のレベルまであげなければ、子供たちも危い。何の力にもなれ ないかもしれないが、会費だけは払えそうなので加入した。がんばれなんて、どこかで はむなしいさけびであるが、私など足元にも及ばない、プロフェッショナルな多くの方 々にエールを送りたい。


ええっ! これが1か月分なの?

法政大学社会学部社会教育演習担当   重田 統子

 私は夜間中学校教師、社会教育主事、高齢者電話相談員、東京都立大学講師等の体験 をもっている者です。「予算が少なくて有名人を呼べない」という自治体の公民館や社 会教育事業の女性学級等で女性・高齢者・地域問題等のテーマで、1回2万円〜3万円の 謝礼で時々呼ばれている。4月の辞令で1回分の報酬と思い込んでいた。振り込まれた「 月額報酬」に驚いた者の一人である。
 年額を出勤する予定の回数で計算したら、以前の都立大学の月収とほぼ同じ、その後 の情報によれば「相場」とのこと。年金生活者の私は食べるには困らないが、若い非常 勤の方が「他大学とかけもちで6コマ持つとして、常勤の助教授の給料との格差(6分の1 )が甚だしい」と聞いた。非常勤の生活はきびしい。高齢者も年金を低く押さえられて いるのでやや同じ思いだ。学生が払う高い授業料はどこに消えて行くのか? という疑 問がわき、若い世代のためにも自分のためにもと筆をとった。

コピー制限その他について

 ともあれ、定年後の私には1コマでも「生き甲斐」であり、毎週出勤するのがとても 楽 しみです。1週間かけて、学生の書いてきたレポートを読み、私の意見を返し、共通課 題のコメントをし、社会教育現場に役立つ視点を培っているつもりである。学生を連れ て子供の遊び場「プレーパーク」、青年の学習権として夜間中学校を見学した。今秋は 公民館等の見学を予定している。その交渉にかかる経費は自己負担である。学生の感想 文集を作った。したがって、コピーを毎回大量に刷る。最後に記録集を作る予定なので コピーが制限枚数を越えないか心配である。年間コピー枚数は400枚、リソグラフ1500 枚ではとても足りそうもないので、時々、近所のスーパーで10円コピーを使うこともあ る。
 年齢からいうと学生は孫の世代に当たり、マスコミ報道と異なりまじめな学生たちだ 。夏休み期間に神戸の震災ボランティアに参加したり、宿題の公民館・図書館・博物館 調査に出かけたりしている。地方出身の学生は部屋代を6万円も払っているとか、公務 員の親が自治体行革で人員削減・民間委託が進んで悩んでるとか、討議の中で率直に話 してくれるので学生は可愛い。学生のためになるべく「お金を使わせないよう、高い授 業料に見合った授業」にしようと努力し、1週間かけて準備をしている。

社会教育の抱えている問題

 いま、憲法・教育基本法体制下で築いてきた公的な社会教育は「生涯学習政策」や「 行革」の下で、「国民の学習権」が侵されてきている。東京では市民の反対運動を押し きり、品川・大田区に続き、八王子市がこの4月から市民の学習・活動の場である公民 館等の施設使用を有料化した。細川首相が「規制緩和」を提唱して以来、全国的に社会 教育主事・司書・学芸員等の専門職不在の施設が民間委託と併せて増加してきている。 政府はゼネコン政治を省みず、さらに生涯学習政策の一環として教育文化産業への公的 援助を求めてきた。中教審で「学校教育のスリム化」を提唱し、選挙後の政府は「教育 」をも行革の対象に入れた。私は専門職資格取得科目を担当しているので、社会教育の 後退を何とか歯止めしなければと思っている。今でさえ採用が少ない専門職。今後、学 生の就職先がますます狭められていくであろうと憂えている。


−資料−

立命館大学 非常勤講師 雇用契約書

 学校法人立命館(以下「甲」という)と、□□□□□□ (以下「乙」という)との 間に、下記の通り、非常勤講師雇用契約を締結する。

第1条 甲は、乙を立命館大学非常勤講師として、1996年4月1日から1997年3月31日まて 委嘱する。
  2 申は、乙に対し、所属する学部を指定する。
第2条 乙は、所属する学部長のもとに職務に就くものとする。
  2 担当授業の出講日・担当時間数は、別途送付する「出講簿」の通りとする。
第3条 乙の給与等は、甲の定める「非常勤講師の給与に関する規定」に基づいて支給 する。
  2 給与は、毎月所定の日に、乙の指定する金融機関の本人口座に振り込むことと する。
第4条 申は、乙の各種社会保険等への加入については、その責に任じない。
第5条 乙が、病気等の事情により1ケ月以上欠勤せざるを得ない場合は、解嘱を行う。
  2 ただし、やむを得ざる事情があると甲が認める場合は、次の取扱によることが できる。乙が、病気その他の事情により、2ケ月以上連続して休講した場合、当該2ケ月 間は解嘱しない。
第6条 乙が、契約期間の途中において解約を申し出る場合、病気等やむを得ない事情 の 場合を除き、2ケ月前までに、事由書を添えて、所属学部の学部長を経て甲へ申し出る ものとする。
  2 受講登録者がいない場合等、専ら本学の都合によって閉講する場合は、契約期 間の二分の一相当額の非常勤講師給を支給し、解約するものとする。
  3 甲は、乙が次の各号のいずれかに該当する場合、本契約を直ちに解約すること ができるものとする。
    @本学の名誉を著しく傷つける行為があった場合
    A教育に従事する者としてふさわしくない行為があった場合
    B非常勤講師が応嘱時に提出した書類に虚偽のあった場合
第7条 本契約に定めのない事項については、必要に応じて、甲乙双方は良識をもって そ の都度協議し、その解決を図るものとする。
第8条 本契約の証として、契約書2通を作成し、申乙署名・押印のうえ、それぞれ1通 を 保有するものとする。

1996年4月1日
   (甲)京都市北区等持院北町56-1
      学校法人立命館 理事長  川本 八郎    印
   (乙)
                            印


◆編集後記◆

 遅からず非常勤講師の契約書の比較・検討をしたいと思います。その意味もあり、資 料として、立命館大学の契約書を掲載しました。また、非常勤講師の待遇がよい多摩大 学などを訪問・調査したいとも考えています。
 日本教育事業振興協会の外国人語学指導教師派遣計画(平成9年度実施要綱)では、 幼 稚園から大学まで、主に英語のネイティヴ教師を、1時限(50分間)当たり8000円(週 4時限以下、非常勤講師)、月額2.5万円(週5時限以上、非常勤講師)、または月額38 .5万円(週20時限以内、常勤講師)で派遣しているとのこと。だいたい我々大学非常勤 講師の2倍の賃金です。これを見て、ちょっとショックも受けましたが、私たちの要求 は控えめだと思いました。 (SK)


クリップ・ボード

(1) ブックレット準備状況

 大学非常勤講師問題を訴える『非常勤講師の実態』(仮題)は、座談会も無事終了し、 第2回総会(3月下旬)までの完成を目指して、作業が進んでいます。出版社は、生活思想 社またはイクオリティーに決まりました。2000部作ります。完成の際は改めてご案内し ますが、普及にご協力下さい。

(2) 原稿を募集します!

 投稿は随時受けつけ、組合機関誌『控室』に掲載します。ブックレット採録の場合も あります。いずれも組合員・非組合員問わず、匿名可・プライバシー厳守。

(3) インターネット広報活動

 当組合の支持者のご好意・ご協力により、インターネット(WWW)の次の
URL http://www.social.tsukuba.ac.jp/~yamane/
にて当組合の次のような情報を公開しています。
1) 協力呼びかけ文
2) 第1回総会 決議
3) これまでの経緯
4) 『控室』 No. 2345

(4) 当組合の英文の案内を作成中

 当組合の語学系の組合員の尽力により、英文の組合案内や加入用紙を準備中です。し かしながら、量的にも多く、組合関係の英語に不慣れでもあり、作業は全体として相当 の労力を要しますので、多少とも余裕のある方は、ご協力下さい。関連して、外国人非 常勤講師(英語スピーカー)を対象とする当組合の窓口も昨年末に設けられました。

(5) 立教大学「嘱託講師制度」問題−やや残念な決着−

 労働基準監督署による団交促進の結果、立教大学当局と同教職員組合の間で、次のよ うな確認書が交わされました。

解決(要旨)
 あっせんの結果、自主交渉により下記確認書が締結された。

 大学は、今後、新職種・身分の創設に関わる就業規則を労働基準監督署に届け出る前 に、組合に説明し、十分に意見を聴く機会を確保する。
 意見のうちで適切と認められる事柄については、可能な限りこれを採り入れたい。( 以下略)

(6) アルバイト講師の募集

 報道で当組合のことを知り、講師を求めてきた会社が三つあります。関心ある方は斉 藤までご連絡下さい。ただし、いずれも、大学非常勤講師の賃金より少しは良いかな、 という程度の待遇。

(1)NCN米国大学機構:アメリカの大学に学生を送り出す直前の語学研修の講師を募集。
(2)東京リーガルマインド(LEC):公務員受験用科目の講義ないし教科書・模擬試験の 作成者を募集。特に理系の人材。
(3)水道機工株式会社:コンピュータ入門、数学、力学などを新人研修で教える講師を 募集。

(7) 立命館アジア太平洋大学の公募

 大分県・別府市と学校法人立命館が協力して大分県別府市に1999年4月に開設予定の 新構想の国際的大学。教員を募集中。

【設置予定の2学部(仮称)】
アジア太平洋学部・国際マネジメント学部
【書類提出締切日】
国内からの応募者:1997年1月31日 消印
国外からの応募者:1997年2月5日 消印
【照会先】
学校法人立命館 新大学設置準備室
TEL:075-465-8370/FAX:075-465-8371
【参照=情報源】
http://www.ritsumei.ac.jp/kic/a31/

(8) 教育の場における働く者の権利を考えるシンポジウム

 斉藤がパネリストとして大学非常勤講師の実態や要求を訴えます。是非ご参加下さい 。
日時:2月1日(土)午後1:30〜4:30
場所:南部労政会館(JR&東急・大井町駅・西口・徒歩8分)
主催:日本科学者会議 東京支部

(9) 日本科学者会議・埼玉支部−新春のつどい−

 下記のような講演の他に、阿部 幸代 参議院議員の国会情勢の報告、討論会終了後の 懇親会も予定されています。当組合からは今のところ執行委員など若干名が参加予定で すが、会場の近くに在住の方は、ぜひご参加下さい。

日時:1997年2月2日(日)13:30〜
場所:埼玉県労働会館(JR北浦和駅・西口・徒歩5〜6分)
内容:科学技術基本政策と任期制導入問題
講演:(講演名はいずれも仮題)
・山口 和孝 氏(埼玉大):大学リストラの現状
・林 量俶 氏(埼玉大):大学の任期制問題
・柴田 俊之 氏(理研):理研の任期制の問題点

(10) 大学教員の任期制に反対するシンポジウム

 日本私大教連、全大教、日本科学者会議、学研労協などとともに当組合も主催者団体 に名を連ね、第1回の準備会にも参加しています。任期制反対の議論に、どれだけ非常 勤講師の問題を食い込ませていけるか、必ずしも楽観はできませんが、「現に存在する 差別構造に目をつぶったままの任期制反対は欺瞞だ」と強く訴えたいと考えています。 みなさん、応援にかけつけて下さい。

日時:2月22日(土)10:00〜17:00
場所:中央大学駿河台記念館(JR御茶ノ水駅・聖橋口or地下鉄千代田線・御茶ノ水駅、 徒歩3分)

(11) 「女子保護」規定撤廃は許さない!

労働法制改悪反対!

−中央決起集会−

 「ざる法」雇用均等法の見直しを進めてきた婦人少年問題審議会が昨年末に最終報告 書をまとめて労働大臣に建議しました。女性差別是正には極めて不十分な対策と引き替 えに、労基法「女子保護」規定撤廃を打ち出しています。残業代不要の裁量労働制や変 形労働制の拡大などが続いています。一連の労働法制改悪を阻止し、人間らしく生活し 働くためのルール確立を求め、皆さん、中央決起集会へ!

日時:1月28日(火)午後6:30〜8:45
場所:カンダパンセ大ホール(千代田区三崎町3-9-10)JR水道橋駅・西口・徒歩5分
主催:女子保護・均等法中央連絡会 & 労働法制中央連絡会
要綱:1)基調報告 2)各労組・職場の声・決意 3)地方代表による活動交流  4)まとめと行動提起

<ビデオ>フォーラム 非常勤講師問題を考える

非常勤講師問題の宣伝に
フォーラム&ミュージカルの追体験に
皆さん、ぜひ、ご活用下さい!

組合員:1本1000円/一般:1本2000円
(送料込みの価格=予価から値下げ断行)

Aビデオ:フォーラム全体のまとめ
Bビデオ:ミュージカル 十 NHK「おはよう日本」での放映
−いずれも25分程度−
 お申込は、発送の合理化のため、「Aビデオ」「Bビデオ」を明記の上、タックシール 大のスペースに住所・氏名を書いて斉藤宛てにファックスして下さい。よろしく〜!

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